車中泊の基礎知識
仮眠、休憩と車中泊の違い

車中泊とは、文字通り、車の中で宿泊することを指しますが、実はこの定義が明確なようで曖昧なことが、車中泊におけるマナーの混乱を生んでいる側面もあるようです。特に車中泊のメッカでもあるサービスエリアや道の駅などにおいては、そのマナーや運営方針が各々微妙に異なっているケースも少なくないようです。

例えば、車中泊が禁じられている場所であっても、車内で数時間の休憩や仮眠を取ることを禁止している施設は多くありません。自動車免許を取得した際に言われたように、睡眠不足に起因する居眠り運転や交通事故を避けるためには、まさに道の駅やサービスエリアのような場所で仮眠や休憩を無理せず取ることが推奨されているからです。

しかし、仮眠と休憩、車中泊の明確な定義とその違いを尋ねられても、正確に答えられる方はほとんどいないはずです。実際、車中での宿泊を禁止している道の駅でも、実際には野放し状態になっているようです。これもひとえに「宿泊ではなく、休憩もしくは仮眠」と説明されてしまえば、運営側としてはそれ以上返す言葉がないからです。

かといって、夜何時以降から翌日に跨ぐ何時間以上の睡眠を「車中泊」と見なして禁止するというような動きも現状はありません。車中泊をする側にとってもこの辺りは解釈が難しいですが、他人の迷惑になることは避けるようにするというマナーに基づいて行動することだけは、今後の車中泊の社会的イメージの為にも、忘れないようにしましょう。